週刊心房細動

その病院でオペを受けて大丈夫ですか?

日本の心房細動治療数

日本脳卒中協会によると、"心房細動患者数は、検診で診断される患者数だけでも約80万人と推計されており、実際には100万人を超すものと思われます。高齢者に多く、今後人口の高齢化に伴ってさらに増加すると予想されており、適切な対策は益々重要となります。”

 

とのことで、人口の1〜2%が潜在的な心房細動患者数といえる。

 

その中で、実際何人が手術に至ったかというと、約100,000人*1であるので、

 

人口の0.1%=1000人に1人は心房細動オペの経験があるということになる。

 

さらに年々10%の伸びでオペ数も増えているため、医療業界では「儲かるマーケット」としてよく認知されている。

 

しかしながら患者目線でいえば、1回の治療で完治、根治しないケースも多く、多いと3回目4回目の治療という患者も少なくない。

外来診察の場でドクターはどのように伝えているかはわからないが、当然症状の進行具合でオペの難易度は変化し、カテーテルを心臓の中にいれてみないとわからないことも大きい。

 

そのような、これからもさらに患者数も増え続けるであろう「心房細動」に焦点を当てた情報提供をしていきたと思う。

*1:DPC対象病院・準備病院・出来高算定病院の合計治療実績(2019年4月〜2020年3月退院患者)